続・こころをほぐす、メンタルヘルス講座

身近な人間関係がうまくいくコツ!喜んでもらい、自分も喜べる循環を作ろう

親子、夫婦、兄弟姉妹、友人、上司・部下など、関係が近いほど、お互い「わかってくれるだろう」「わかって欲しい」といった感情が強くなりがち。

 

こういった関係だからこそ、強く結びつくこともあれば、強く反発することも多いですね。

 

今回は、甘えが生まれやすい身近な人間関係にこそ覚えておいて欲しい、人間関係のコツをお伝えします。

 

関係が近いほど感情がぶつかるのはなぜ?

よく「うちの主人、外面はいいんだけど、家に帰って来ると感情的になって困ります」というような悩みを聞くことがあります。

 

家族には「ありのままの自分」を受け入れて欲しい。

いや、受け入れてくれて当然だ。

といった甘えが根底にあるといえます。

 

こういった甘えは、多かれ少なかれ、関係が近い相手には持ってしまうもの。

 

関係が近い相手ほど感情がぶつかる原因、それはお互いにある「相手への甘え」です。

これは、感情のギブ&テイクで、関係が近いと遠慮なく「見返り」を求めてしまうのが原因といってよいでしょう。

 

ちょっと考えてみると、そのように見返りを求めていることって日常の中でいくつもあるのではないでしょうか?

 

 

ありがちなこんな「事件」

例えば、あるご主人から聞いた「食器洗い事件」。

共働きのご夫婦で、基本的に家事は奥さんがしているのですが、ある日ご主人が

「たまには僕が食べ終わった後の食器を洗ってあげよう」

と食器を洗ってあげます。

 

そのとき、ご主人は洗い終わったときに奥さんが「助かるわ」と褒めてくれるのではないかという期待いっぱいで食器を洗っていたそうです。

 

ところが、洗い終わった食器を見た奥さんは

「油汚れがキチンと落ちていないじゃない。どうせ洗ってくれるなら、もっとキレイに洗ってくれたらいいのに…」

とご主人に言います。

 

それを聞いたご主人はカッとなり「せっかく洗ってあげたのに!もう二度と食器なんて洗ってやるもんか!」とブチ切れてしまったのでした。

 

こういったことは割とよくある出来事だと思いますが、あなたにも家庭や職場で似たような経験はありませんか?

 

なぜブチ切れてしまったのか?

自分のことではなく、こうして客観的に読むと「ご主人、大人げないなぁ」とか「奥さんももう少し言い方があるだろうに…」というように、それぞれ思うことがあると思います。

しかし、これがいざ自分の身に起こると、同じように言ってしまったり、思ったりするでしょう。

 

このケースで見ていくと、そもそも食器を洗おうと思ったときのご主人の気持ちがギブ&テイクの「テイク」からスタートしているのが分かります。

 

「褒めてくれるだろう」という期待、つまり自分が食器を洗ったことに対する「感謝の言葉をもらう」という見返りを求めて、食器を洗っているのです。

 

そのために食器を洗うというギブの行為があります。

 

ところが奥さんが自分の気持ちや行為を「受け取ってくれなかった」わけですから、「与えたのに、気持ちを返してくれなかった」とブチ切れてしまったのです。

 

人間が行動を起こすときは「感情が動いて、行動を起こす」という流れが必ずあります。

 

この食器洗い事件で言うと、

 

感情(奥さんに褒めてもらおう) → 行動(食器を洗う) → 結果(褒めてくれなかった) → 感情(怒り)

 

という流れで、感情に始まり感情で終わっているのが分かりますよね。

 

 

どんな感情でスタートするかで、ゴールの感情が変わる!

ゴールのブチ切れた怒りの感情は、スタートの「褒めてもらおう」というテイク(見返り)の感情が原因です。

見返りという感情は、相手ではなく「自分に向かっている」感情。

食器を洗って、褒めてもらおうというのは、自分がいい気持ちになるための感情ですね。

 

ですから、食器を洗っている間「奥さんは褒めてくれるかな~」という期待いっぱいだったわけです。

 

ギブ&テイクは、「お互いに与え合うこと」ですが、何かを与えたら代わりに何かをもらう、何かをもらったら代わりに何かを与えるというということなので、そこに見返りという期待が生まれることが多くあります。

 

期待が生まれると、期待通りにいかなかったときに失望し、怒りや悲しみ、恨みといった感情になります。

 

お互いが喜ぶためには、ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブなのです。

 

ギブの感情から始まった行動は、結果の「褒めてくれなかった」が同じであったとしても、ゴールの感情が変わります。

 

ギブの感情で始めると関係がどんどんよくなる!

では、ギブの感情とはどんな感情でしょうか?

それは、ズバリ「奥さんに喜んでもらいたい」です。

すると、先ほどの流れがこうなります。

 

感情(奥さんに喜んでもらいたい) → 行動(食器を洗う) → 結果(褒めてくれなかった) → 感情(どうすればもっと喜んでもらえるかな?次は喜ばせるぞ!)

 

いかがでしょうか?

ゴールの感情が怒りではなく、前向きでむしろ次回にワクワクしている感じなのがわかりますよね?

 

奥さんの言った、

「油汚れがキチンと落ちていないじゃない。どうせ洗ってくれるなら、もっとキレイに洗ってくれたらいいのに…」

が「喜んでもらう」を目的として行動したなら、「今回はいまいち喜んでもらえなかったけど、今度は油汚れに気をつけて洗えばいいんだな」と捉えられます。

 

そうです、むしろ奥さんとの関係をもっとよくするためのヒントをもらえた、ということなんです。

 

喜びが循環する関係に 

「奥さんに褒めてもらいたい」は気持ちが自分に向かっていて、「奥さんに喜んでもらいたい」は気持ちが相手(奥さん)に向かっています。

 

テイクの感情は、自分に向かっている感情。

ギブの感情は、相手に向かっている感情。

 

これって、相手にはなんとなく伝わっているもの。

 

相手に向かっている感情から行動を起こし、少しずつでも相手の喜びポイントが蓄積されていけば、喜びが循環する関係になります。

 

そうして喜びが循環する関係を作ることができれば、毎日が喜びであふれるようになりますね!

 

職場でも「あの上司嫌い」ではなく、「さぁ、今日は上司にどうやって喜んでもらおうかな」と考えて行動していけば、関係がまったく変わってくることを実感するでしょう。

 

「ここもっと注意してこうして」というような言葉が出ればしめたもの。

あなたの上司を喜ばせるスキルがアップしたも同然なのですから!

 

今日からギブ&ギブで相手の喜びポイントを見つけてみてくださいね。

 

心理カウンセラー・ヒューマニティプロファイラー 月野るなさん

ルナリバティ代表

女性の自立支援活動を行う中で、身体と精神のバランスが人生に与える影響に着目。溝口式分析学を学び、心理カウンセラー、バイオリズムコーディネーター、ポテンシャルアナライザー、ヒューマニティプロファイラーのライセンスを取得。

精神面と肉体面の細胞パワー(バイオリズム)を活用し、ビジネス・ライフスタイルにおけるアドバイジングを行う。

https://ameblo.jp/tsukino-luna/

 

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