SNSがあなたの自信を崩壊させる!?自信を育てたいときは情報を断捨離しよう!
世の中にインターネットが登場し、1人1台スマートフォンを持つ時代になりました。
これは手の中に世界中の情報を集めることができるようになったと言ってもいいのではないでしょうか。
またSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も、Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど、たくさん登場しています。
個人がSNSを使って気軽に情報発信ができる時代になり、インターネットがない時代からは考えられないほど交流が盛んになっています。
これらは人脈やビジネスチャンスを生み出す反面、人間関係にひずみを起こし、自信を失わせる原因にもなっています。
今回は「SNS疲れ」を起こしている人に、自信を回復させるための、情報の断捨離についてお伝えします。
現代病ともいえる「SNS疲れ」とは?
「SNS疲れ」とは、
“Facebook、Twitterなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上での、他人とのコミュニケーションなどに疲れることを意味する語。常に動向をチェックしなければならないという強迫観念や、フォロワーや「いいね!」の数、「足あと」や「既読」の機能などが、ソーシャル疲れの原因として挙げられることが多い。”
とあります。
(引用:実用日本語表現辞典よりhttp://www.practical-japanese.com/)
上記にあるように、SNSを使ったコミュニケーションツールによる精神的疲労感を表す言葉が「SNS疲れ」なのです。
人が集まれば、そこに人間関係が生まれ、性格が合う・合わないなどによって軋轢が起こることがあります。
そういったリアルな人間関係の軋轢とはちょっと違う「SNS疲れ」は、「ユーザー同士のコミュニケーション」に気疲れを起こす、つまり自分自身の心の葛藤と言うほうがしっくりくるかもしれませんね。
ある会社が、全国の18~69歳男女2,500名を対象にしたアンケートによると、LINEやTwitter、FacebookなどのSNSユーザーのうち、実に53%がSNSを「面倒」だと感じているという結果が出ているそうです。
SNSに振り回される人の傾向は?
このような「SNS疲れ」はなぜ起こるのでしょうか?
Facebook以外のSNSが登場したとき、顔や実名を出さなくても交流が出来ることもあり、多くのユーザーの心をつかみました。
SNSはリアルの人間関係がうまくいっていなくても、ネットを繋げばそこに自分の居場所がある安心感を与えてくれるツールであり、日本中、いえ世界中に友人ができ、自分の世界が広がっていくような感覚にすらなったでしょう。
しかし、次々と生まれるSNSの中で、知らず知らずのうちに色々なしがらみを背負ってしまう人が多いのも事実です。
そんなSNSに振り回されてしまう人には、以下の傾向がみられます。
- いつもSNSをチェックしてしまう。
- 友人(つながっている人)にいいね!やコメントなどのリアクションを必ずする。
- 人の投稿内容が気になる。
- 自分の投稿への反応を非常に気にする。
- 友達の数、いいね!の数、コメントの数などを人と比べる。
あなたにもこんな傾向はありませんか?
もしあると感じたなら、SNS疲れ予備軍かもしれません。
しかし、これらは他人から強要されているのではなく、自分が自分へ強要していることですよね?
ということは、疲れたと思うなら今すぐに自分への強要をやめればいいのではないでしょうか?
情報を「得る」から「捨てる」へシフトしよう
今の時代は情報を得るとき、ネットからのオンライン情報に頼る人が激増しています。
昔は各家庭に当たり前のようにあった新聞の契約数は年々減っていき、ニュースはネットで得ることが当たり前になっています。
この膨大な情報は、必要としている、していないにかかわらず、インターネットに繋げば溢れるように目に入ってくるようになりました。
これからは、これらの膨大な情報から、自分にとって必要な情報を選りすぐっていかないといけません。
つまり、膨大な情報の中からいらない情報を「捨てる」という選択が必要になってきます。
今は欲しい情報をインターネットで検索すれば、色々な情報が溢れている世の中であり、個人でもSNSで発信ができるので、実にさまざまな価値観と情報が飛び交っている状態なのです。
それはある意味便利ですが、取捨選択ができないと、色々な価値観が入り乱れた膨大な情報に溺れることになり、それらの情報によってあなたの不安がどんどん煽られる結果になってしまうでしょう。
特にSNSによって他人からの評価に重きを置いてしまうと、自分の価値観、在り方などに自信が持てなくなっていきます。
SNS疲れから脱却するためには
「SNS疲れ」を感じたときは、自分自身への強要をやめ、他人からの情報をいったん遮断することです。
つまり「やめる」勇気を持つことからすべては始まります。なぜなら、自分自身と素直に向き合うことができるようになるからです。
SNSによって他人の価値観や在り方、人気度などを常に意識してしまっている状態は、「自分らしい状態」ではなくなっています。
自分軸ではなく他人軸で生きているといっても過言ではないでしょう。
では、この「やめる勇気」はどうしたら持てるのでしょうか?
「やめる勇気」を持ち、自分を取り戻すために
やめる勇気が持てない人には、何かしらに「依存」しています。この依存が、あなたが決断するのを邪魔しています。
それは、SNSの友達(だと思っている人たち)から得られる、つながり感や評価などではないでしょうか?
他人に認めてもらったり、評価されなければ自信が持てないと思っているなら、それは大きな勘違いです。
そこで次の3つを考えてみてください。
- 過去に縛られていないか?
人は過去に起きた出来事を元に基準を作り、行動するかしないかを決めています。
そのため過去の記憶に失敗した経験があると、なかなか勇気をもって活動に移すことができません。
しかし、過去と現在の状況は違うはずです。また、過去と同じことが必ず起こるという保証もありませんから、今の現状を客観的に見ましょう。
- 他人の目を気にしすぎていないか?
自分の良し悪しを判断するのは他人ではなく、自分です。
自分の中で正しいと思えることが、自分にとっての正解で、その正解を導けた結果こそが自分の自信になっていきます。
- 白黒を明確にしようとしていないか?
人生には、明確に白黒がつかないことも起こります。そのため無理に結論を焦らず、短期的・長期的の両方の目線を持ちましょう。
白黒をつけないといけない理由など存在しないのです。
SNSを上手に活用して、リアルを充実させよう
とはいえ、まったくSNSをしないというのも今の世の中、難しい面があったりするのも事実でしょう。
ですから、自分の中で各SNSの住み分けを明確にしておくのも方法です。
たとえば、Facebookでは会社の人とは付き合わない、Twitterは情報収集、LINEは個人間の連絡のやり取りのみ、などです。
こういった情報の断捨離は必要です。
何事も「囚われる」と感情も行き過ぎるものです。
「囚われる」のではなく、せっかくのツールなので「あなたにとって都合よく活用」してくださいね!
心理カウンセラー・ヒューマニティプロファイラー 月野るなさん
ルナリバティ代表
女性の自立支援活動を行う中で、身体と精神のバランスが人生に与える影響に着目。溝口式分析学を学び、心理カウンセラー、バイオリズムコーディネーター、ポテンシャルアナライザー、ヒューマニティプロファイラーのライセンスを取得。
精神面と肉体面の細胞パワー(バイオリズム)を活用し、ビジネス・ライフスタイルにおけるアドバイジングを行う。
https://ameblo.jp/tsukino-luna/
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